バンコートランドの愉快な猫たちV |
星空の絵本 |
原作・脚本・音楽 福田 哲男 |
協力 Kiyoko kishino(つっきんの童話屋さん) |
フレームを解除して、プリントアウトしてごらんください。 |
お聞きの曲は、筆者作曲のMIDIデータ バンコートランドの愉快な猫たちのテーマです。 |
はじめに
地図にものっていない小さな小さな国。
それがバンコートランドです。そこには、みなさんと同じように元気な元気な住民たちが住んでいます。 でも、ひとつだけちがうところがあります。それは、住民がみんな「猫」だということ。 バンコートランドの猫たちはみなさんと同じように言葉をしゃべったり、友達と仲良く遊んだりします。
もちろん、悲しいときには泣いて、うれしいときにはころげまわって大喜びをします。 この劇には、主役はいません。
劇を演じている一人一人が主役なのです。さぁ、力を合わせて。楽しい劇を作り上げてください。 みなさんの活躍を楽しみにしています。 |
平成十二年一月十六日
愛すべき二十四人のなかまたちへ贈る
福田
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キャスト |
○博士 ○助手1 ○助手2 ○猫3 ○猫4 ○猫5 ○猫6 ○猫7○猫8 ○猫9 ○猫10 ○猫11 ○猫12 ○猫13 ○猫14 ○猫15○猫16 ○おまわりさん1 ○おまわりさん2 ○おまわりさん3 ○小さなドラゴン1 ○小さなドラゴン2 ○小さなドラゴン3○ナレーター *猫3〜7は女子。8〜12は男子推奨。 |
*上演時間20〜25分 出演する子どもたちにあわせて猫の数を変更可能。 *場面ごとにブロック別練習可能。例猫3〜7・猫8〜12 ・猫13〜16・・・etc *BGM=PP&Mの「パフ」等 *この作品は3・4年生(中学年)を想定して作りました。 |
プロローグ |
*天の声(*プロローグはBGM「パフ」とともに録音)
どこからともなく声が聞こえる。
「三匹の小さなドラゴンたちよ。おまえたちは、立派なドラゴンになるために修行に出るのだ。そして、勇敢(ゆうかん)を身につけるのだ。さぁ、旅立つがいい!」
*ドラゴンたちの声
「ドラ〜!」
「ドラドラ〜!」
「ドラドラドラ〜!!」
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第一章 コードネーム への931 | |
*BGMスタート
*舞台右からナレーター登場
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ナレーター | この国の名はバンコートランド。地図にものっていない小さな小さな国です。そして、ここの住民たちはみんな猫なのです。お星様がとてもとても美しい夜のことでした。 |
*舞台左から猫博士と助手がタライを持って、あわてて登場。空から落ちてくる何かを受け止めようとして走り回っている。 | |
博士 | ○○猫くん!あっちだ! ○○猫くん!そ・・そこだ! |
助手1 | 博士〜。流れ星をタライで受け止めるなんて、ぜったい無理ですよ〜。 |
*博士、ぜんぜん聞いていない。星を見上げたまま動かない。 | |
助手2 | ねぇ、博士。話聞いていますか? |
博士 | おおおおおおっ!あそこだ!! |
*博士、タライを持ったまま右に走る。助手1と2はあきれている。 | |
助手1 | もう931個めの流れ星ですよ〜! |
助手2 | 博士〜・・・はずかしくないですか〜? |
*博士、ぜんぜん聞いていない。*博士とつぜん、大きな声を上げて中央に帰ってくる。 | |
博士 | おおおおおおおおおおおおおおおー!! |
*大きな音とともに金色に光る物体が3つタライの中に落ちる。*助手たちびっくりする。 | |
博士 | やった・・・やったぞ!ついに流れ星をひろったぞ。 |
助手1・2 | 博士。おめでとうございます。 |
博士 | ついに我々は、流れ星、コードネーム931を手に入れたのだ。 バンコートランドの宇宙大好き委員会でさっそく研究しよう。 |
助手1・2 | オーッ! |
*BGM「テーマ曲」スタート。博士たち退場する。ナレーター登場 | |
ナレーター | 流れ星をタライで受け止めた博士たちは、バンコートランドにかえっていきました。でも、あの流れ星はいったい何でしょう?そ〜っとつづきを見てみましょう。 |
第2章 ノストラダマスの大予言? | |
*幕が開く。舞台では猫たちがじゃれあっていたり、本を読んだり、毛づくろいをしたり(アドリブ)している*BGMアウト*猫3を囲むようにして数匹がワクワクしながら本を読んでいる。その本は「ノストラダマスの大予言」 | |
猫3 | こわい〜! |
猫4 | このお話って本当のことなの? |
猫5 | 西暦2000年の |
猫6 | 2月8日に |
猫7 | 空から恐怖の大王がふってきて |
猫3 | バンコートランドがめつぼうするんだって? |
猫4 | キャーッ! |
猫3〜7 | こわい〜〜〜!! |
*それを聞いていた猫8〜12。立ち上がって | |
猫8 | バッカだな〜。そんなのうそっぱちに決まってるよ。 |
*猫9本をのぞき込んで | |
猫9 | なになに・・・ノストラダマスの大予言? |
猫10 | な〜んだ。そんなの読んでこわがっていたのか。 |
猫11 | インチキだよ。ぜったいインチキ。 |
猫8 | うそっぱち。うそっぱち。 |
猫8〜11 | うそっぱち〜。うそっぱち〜! |
*猫3〜7立ち上がっておこる。 | |
猫4 | 何がうそっぱちよ!! |
猫5 | この本の99パーセントがあたってるのよっ! |
猫6 | ヤカンの魔人のことだって、 |
猫7 | この間ふった雪のことだって、 |
猫3 | メタセコイヤのカラスの赤ちゃんのことだって、み〜んな、 |
猫3〜7 | この本の通りだったんだから! |
猫8 | そんなのぐうぜん! |
猫9 | ぐうぜん! |
猫10 | ぐうぜん! |
猫11 | ぐうぜん! |
猫12 | ・・・・じゃないかもしれない・・・*猫12は冷静である。 |
猫8 | そんなのインチキ! |
猫9 | インチキ! |
猫10 | インチキ! |
猫11 | インチキ! |
猫12 | ・・・じゃないかも知れない・・・ |
猫8〜11 | おいおい、○○猫くん・・。 |
猫3 | あんたたち! |
猫4 | かよわいおとめにけんかをうるつもり? |
*猫3〜7腰に手をあてておこっている。 | |
猫3〜7 | どうなの〜? |
*女の子はおこらせるとこわい・・ *猫8〜11退いて。 |
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猫8〜11 | ご・・・ごめんなさーい。 |
*いじけて地面に指で絵を描き出す。 | |
猫12 | でもさぁ。西暦2000年の2月8日って言ったら・・・ |
猫13 | 今日だよ今日!!今日が2000年の2月8日だよ。 |
猫8 | ほ〜らみろ、なんにもおきていないじゃないか! |
猫9〜11 | そうだ〜。そうだ〜。 |
猫5 | まだ、わからないよね〜。 |
猫3〜7 | そうだよね〜。 |
*猫8〜11また、後ろを向いて肩をヒクヒクさせる。 *猫3〜7と12すわって、また本を読み始める。 *博士たちタライを持って登場。 |
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博士 | おーい。みんなー。集まってくれたまえ。 |
*猫たち全然聞いていない。 | |
助手1 | みんなってばー! |
*猫13〜16しぶしぶタライのまわりに出てくる。 | |
猫13 | な〜に?いま、遊びで忙しいのにぃ。 |
猫14 | また、変なものひろってきたんじゃないでしょうね。 |
猫15 | この間のヤカンの魔人にはまいったぜ〜。 |
猫16 | うんうん。大変だったよね〜。 |
猫13 | いきなり変なやつがあらわれて |
猫14 | アブダカタブラ〜だなんて。言ってたよね。 |
猫13〜16 | うんうん。 |
*猫たちブツブツ言ってる。 | |
猫15 | あれぇ?この金色に光るものはなぁに? |
猫16 | ほんとだ。キラキラ光っていて。なんだかタマゴみたい。 |
博士 | おっほん。この物体は、コードネームへの931。私たちバンコートランド宇宙大好き委員会が |
助手1 | あの遠い星空から落ちてきた流れ星を |
助手2 | このタライで受け止めたのです。 |
博士 助手1・2 |
ほ〜っほっほっほっほっほ。 |
猫3 | え〜! |
猫4・5 | あの遠い空から |
猫6・7 | 落ちてきた・・・ |
猫8 | そ・・それじゃ〜・・・・ |
猫全 | 恐怖の大王だ〜!!!!!!!ニャオーン!! |
*挿入歌♪「こわいこわいニャンニャン!」をおどりながら歌う。 | |
猫たち、大慌てで逃げまくり、ものかげにかくれる。 *舞台には博士と助手たちが取り残される。博士たちぼうぜんとしている。 とりあえず、いっしょに逃げることにする。 *そこへ、猫のおまわりさん3人が登場。とてもきげんがいいらしい。歌を歌っている。 |
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おまわり猫全 | まいごのまいごのこねこちゃん♪あなたのおうちはどこですか♪ |
おまわり猫2 | おうちーをきいてもわからない♪ |
おまわり猫3 | なまえーをきいてもわからない♪ |
猫全員 | ニャンニャンニャニャーン♪ニャンニャンニャニャーン♪ |
おまわり猫1 | こんばんは〜みなさん。事件はありませんか〜? |
猫13 | おまわりさーん・・・そ・・それ・・。 |
*猫13。星のタマゴをゆびさす。 | |
おまわり猫2 | けいぶ、これはなんでしょう?*おまわり猫2タマゴを持ち上げる。 |
猫全 | あ〜〜〜・・・!! |
おまわり猫3 | 何かのタマゴみたいです。*おまわり猫3タマゴを持ち上げる。 |
猫全 | あ〜〜〜・・・!! |
おまわり猫1 | う〜ん。金色の目玉焼きでもつくるのかな? |
猫全 | あぶな〜いい! |
おまわり猫1 | な・・なに、あぶない・・・? |
おまわり猫2 | けいぶ、私たちは、なんだかあぶないものを持っているようです。 |
おまわり猫3 | けいぶ!・・ど・・・どうしましょう。 |
おまわり猫1 | と・・とにかくすてるんだ! |
*おまわり猫たち3つのタマゴを投げる。 *きゃーきゃー言いながら他の猫が受け取り、どんどんパスしていく。 *最後にひなだんの後ろへ投げ入れる。 *効果音シンバル。 *猫たちしゃがみこむ。 |
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第3章 泣き虫ドラゴン | |
*効果音とともにチビドラ(小さなドラゴン)が次々とひなだんの上に登場する。猫たち、舞台前方へ逃げる。*チビドラの台詞は「ドラゴン語」ジェスチャーで表現。 | |
チビドラ1 | ドラ〜! |
チビドラ2 | ドララ〜!! |
チビドラ3 | ドラドラ〜!! |
猫8〜11 | 恐怖の大王だっ!ニャオーン!!*猫たち頭を押さえてちぢこまる。おまわり猫たちその場にうずくまる。 |
*チビドラたちひなだんからおりておまわり猫たちの肩をトントンとたたく。 | |
チビドラ1 | ドラ?(もしもし?) |
チビドラ2 | ドララ?(もしもしもし?) |
チビドラ3 | ドラドラ??(もしもしってば??) |
*肩をたたかれた猫はびっくりして「たすけてー」という。 その声にびっくりしてチビドラたちひなだんへかけのぼり泣き出す! |
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チビドラ全 | ドラ〜。ドラ〜。ドラ〜。(エーンエーンエーン。) |
猫14 | あ・・泣いてる・・。 |
猫15 | まだ、子供みたい・・・。 |
猫16 | ねぇ。何か言ってるみたいだよ。 |
*チビドラたちジェスチャーで何か言っている。 *猫たち起きあがる。 |
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チビドラ1 | ドラドラドラ〜!(私たちは!) |
チビドラ2 | ドララドララドララララ!(遠い宇宙から!) |
チビドラ3 | ドラドラドララ〜ユウカン!(勇敢を探しにきたのです。) |
猫8 | 「ゆうかん」だけわかったね。 |
猫9 | ゆうかんをよこせということか? |
猫10 | これだね。はい!ゆうかん(夕刊)*猫10夕刊(新聞をさしだす) |
チビドラ全 | ドラ〜〜!!(ちがうよ〜〜!!) |
猫3 | それは新聞のゆうかん! |
猫11 | それじゃこれだっ!*猫11ようかんをさしだす! |
チビドラ全 | ドラドラ〜!!!!(ちがうってばーーー!) |
猫4 | それは、ようかん!! |
猫12 | これだっ! |
猫5 | それは、ミカン! |
猫13 | それじゃ・・・これは・・・・・・ |
猫6 | 空きカンだしてどうすんのよっ! |
*猫たちのようすを見ていたチビドラたち泣き出す。 *それを見て、ひなだんのまわりに猫たち集まる。 |
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猫7 | 恐怖の大王じゃないみたいだね。泣かないで。お名前は? |
チビドラ1 | ユウカン ドラー。 |
チビドラ2 | ヨウカン ドラー。 |
チビドラ3 | ミカン ドラー。 |
*泣きながら猫たちが言った言葉をくりかえす。 | |
猫11 | ありゃ?ぼくたちの言葉をおぼえちゃったみたい。 |
猫12 | 君たちは、どこから来たの? |
チビドラ1 | ドラドラドララ〜。(ぼくたちは〜!) |
チビドラ2 | ドラドラドララドラドララ〜。(遠い星から流れ星にのって。) |
チビドラ3 | ドラドラドララドラドラドラ ユウカン。 |
猫13 | ゆうかんをさがしにきたの? |
チビドラ全 | ドラ!(ハイ!) |
猫10 | だから・・ゆうかん。 |
猫11 | ようかん。 |
猫12 | ミカン。 |
猫13 | 空きカン・・・。 |
猫6 | ちがう!っていっるのにぃ! |
チビドラ1 | ユウカン |
チビドラ2 | ヨウカン |
チビドラ3 | ミカン |
チビドラ全 | アキカーン・ドーララッラッラッラッラ!(わーはっはっはっはっは!) |
*猫たちの会話に思わずおなかをかかえて笑い出す。 | |
おまわり猫1 | おいっ!そこの3匹たち!バンコートランドの平和をみだしたつみでタイホするっ! |
おまわり猫2 | しんみょうにおなわをちょうだいせい! |
おまわり猫3 | むだなていこうをやめておりてこい! |
チビドラ全 | ドラ〜。(エーン) |
*泣き出す。 | |
猫16 | おまわりさん!この子たちは |
猫全 | 恐怖の大王じゃないよー! |
猫15 | そういえば、恐怖の大王はどうなったんだっけ?? |
猫9 | ほーらみろ。ノストラダマスの大予言なんてあたりっこないよ。 |
猫4 | う〜ん。今回だけは、はずれたのかも・・・。 |
*猫たち。恐怖の大王でないことを知り、歓迎のつもりで「パフ」を歌う。 | |
第4章 本当の勇敢 | |
*そのとき、大きな雷の音がする。*効果音「雷」 | |
猫全 | ニャオーン!! |
*猫たちびっくりして、うずくまる。 *雷の音が大きくなる。 *効果音雷・鐘の音 *舞台右側から赤い光。(OHP上で赤いセロハンをふる等) *舞台のそでから声がする。 *効果音「火事」 |
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声 | たいへんだ!博士たちの研究所に雷がおちたぞ〜。 たいへんだ!火事になったみたいだぞ〜! |
博士 | なにっ!そ・・・それはいかん。○○猫くん。○○猫くん。火を消すのじゃ!わしのかわいい、金魚ちゃんが焼き魚になってしまう!! |
*3人舞台の赤い光の方にいそぐ。 | |
助手1・2 | ああーーーー! |
*助手1・2火が強くて近寄れない。 | |
助手1・2 | 博士〜!あぶなーい! |
猫全 | 博士〜! |
おまわり猫1 | よしっ!私たちにまかせろ!いくぞ!*おまわり猫たち、火につっこんでいく。しかし、すぐに |
おまわり全 | アーチーチーアーチー♪ |
おまわり2 | だめです。火の勢いが強くて近寄れません。 |
猫全 | 博士〜!!!! |
*バンコートランドの猫たちではなすすべもない。それを見ていたチビドラたち。ひなだんをかけおりてくる。 | |
チビドラ1 | ドラッ! |
チビドラ2 | ドラッ! |
チビドラ3 | ドラ〜ッ! |
*チビドラたち。火の中につっこんでいく。 *効果音大きくなる。 *しばらくたって、光と音が消える。 *チビドラたち、博士を舞台中央にひきずってくる。博士は、金魚ばちをかかえている。 |
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チビドラ全 | ドラー・・・(よかった・・・) |
猫全 | 博士〜! |
*猫たち博士のまわりに集まる。 | |
猫全 | 博士〜! |
*博士、むっくりおきあがって | |
博士 | はっ・・・助かった・・・・ |
チビドラ全 | ド〜ラ〜!(よかった〜!) |
猫14 | きみたちは、なんて勇敢なんだっ! |
チビドラ1 | ユウカン? |
猫13 | そう。勇敢! |
チビドラ2 | ユウカン?? |
猫12 | そう、君たちは勇敢だったんだよ!! |
チビドラ3 | ユウカン!! |
猫全 | そう、勇敢!! |
チビドラ全 | ユウカーン!ユウカーン!!ユウカーン!! |
猫11 | とうとう、勇敢を見つけたね。 |
猫10 | おめでとう!小さなドラゴンさんたち。 |
猫9 | ばんざーい! |
猫全 | ばんざーい!ばんざーい! |
*BGM「パフ」*ふたたび、天の声がする。 | |
天の声 | 小さなドラゴンたちよ。 |
チビドラ全 | ドラー!(ここにおります!) |
天の声 | 勇敢は、みつかったかい? |
チビドラ全 | ドラッ!ドラドラ!!(はい!みつかりました!!) |
天の声 | 本当の勇敢とは、勝つことや強いことではない。 おもいやりのある、勇気ある行動こそが勇敢なのだ。 小さなドラゴンたちよ。 |
チビドラ全 | ドラッ!(はいっ!) |
天の声 | おまえたちの修行は、これでおしまいだ。天に帰ってくるがよい。 |
チビドラ全 | ドラ!ドラララララ!(はい!ただいまかえります!) |
*チビドラたち、再びひなだんの上にあがる。*BGM「バンコートランドの愉快な猫たちのテーマ」 | |
チビドラ1 | ドララン!(みなさん!) |
チビドラ2 | ドララドララン。(おせわになりました。) |
チビドラ3 | ドラドラドラ、ドララララ!(わたしたちは、これでふるさとに帰ることができます。) |
猫8 | え〜。もう、帰らなくてはいけないの? |
チビドラ全 | ドーラー。(そうです。) |
猫9 | せっかくお友達になれたのに。 |
猫8 | 行くなよー。ここでなかよくくらそうよー。 |
猫全 | ニャオーン!!(ToT) |
チビドラ全 | ドラー!(ありがとう!) |
猫全 | ドラ・・・・・・ドララララ。(でも、いかなければなりません。) ドララララーー・・・(さようならー) |
猫全 | ニャオーン!!元気でね〜。また、遊びに来てねー! |
*猫たちチビドラたちに別れをつげる。 *チビドラ全。ひなだんの後ろへ退場。 |
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猫全 | ニャオーン! |
*BGM(テンポアップ) *猫たち、最初と同じように本を読んだり、じゃれあったり、している。博士たちはタライでまた、何かを拾おうとしている。おまわりさんたちは、アチチアチの練習をしている。 *ナレーター登場 |
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ナレーター | ゆうかんを見つけた小さなドラゴンたちは、帰っていきました。バンコートランドにまた、いつものくらしがもどってきました。 地図にものっていない、小さな小さな国。バンコートランドの愉快な猫たちV「星空の絵本」をこれでおわります。ありがとうございました。 |
猫全 | ニャオーン!! |
*全員で手を振る。 *幕が閉まる。 *BGMアウト |
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おしまい | |
お約束 | この作品の著作権はFUKUDAにあります。 上演される場合は、作者へメールでご一報いただけると幸いです。 なお、完全版+解説(衣装の工夫・演出のヒント等)は本書を参考にしてください。 |